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「聞こえと飲み込みの講座①
加齢性難聴について知ろう」(暮らしの保健室)

暮らしの保健室では5月~7月にかけて「聞こえと飲み込みに関する講座」を開催します。

今回は第1回目の「加齢性難聴について」です。
暮らしの保健室ボランティアスタッフ、言語聴覚士の大友さんにお話しいただきました。


言語聴覚士は「聞こえのこと」「話すこと」などのコミュニケーション支援や「飲み込みに関すること」などを行う専門家です。言葉や音を聞くことや話すことに関する能力に課題や問題を抱える方、子どもから高齢者までを幅広くサポートしています。

今回の講座では、参加者の方たちと普段の生活で聞こえについての不便を話してもらったり、こんなことで困ったなどの体験談も交えながら、加齢性難聴について学びました。


日常の場面で「会話を聞き返かえす」「テレビの音が大きいと言われる」「聞き間違えが多い 例)すし?うし?」「複数の会話はききとれない」「レンジやチャイムの音が聞こえない」などお話しがでてきます。


加齢性難聴には補聴器をつけて聞こえを補うことが有効だそうです。
本人が気づきにくい場合もあるので、周りの人が気づいたら、耳鼻科の受診を勧めて、出来るだけ早期に補聴器の使用をすることが良いそうです。
また、集音器や補聴器の違い、補聴器の購入のまでの流れなどお話しをしていただきました。

難聴になると、コミュニケーションが取りずらくなるだけではなく、外出先で危険に遭いやすい、災害時に警報が聞こえないといった問題もあります。また認知症やうつのリスクも高まることもあります。

今はアプリを使った簡単な聞こえの検査もあるそうです。



「話すこと」「聞くこと」は私たちの日常に密接に関わっています。 もし、自分や周りの人に、何か「聞こえ」で違和感を感じたら、早めに専門家に相談しましょう。
言語聴覚士さんは個々の状況に合わせたアドバイス、訓練を行ってくれます。
「聞こえ」の改善は、コミュニケーション能力や生活の質の向上につながります。

第2回は 6月19日(月)10:30~12:00 
「聞こえと認知症&認知症カフェ」です。
難聴があると高齢期に認知症のリスク高くなるという研究データが発表されています。家族、友人、他者のとのコミュニケーションがとりにくくなり、脳の活性化が低下することが認知症の進行につながると考えられています。 「聞こえ」と「認知症」の関係について学び、参加の皆さんと共に「認知症」について考えてみましょう。



また、暮らしの保健室でも言語聴覚士の大友さんが担当の日は「聞こえ」に関する相談もできます。詳しくは「保健室だより」をご覧いただくか、NPO法人ホームホスピス秋田までお問合せください。
TEL:018-853-6835

秋田県言語聴覚士会から、「言語聴覚士が書いた介護予防ガイドブック」が発行されています。難聴や認知症、嚥下障害などに関する情報掲載されています。 会のホームページでは県内の言語聴覚士さんがいる施設も掲載されています。
www.akita-st.net/  
ご興味のある方は、是非、ご覧ください。
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